藤野さん日記 Ⅴ

藤野ひとみと申します。長いことやってる女装子です。ブログは5度目の移行になります。

意識して避けていた。

意識的に避けていたんです…

良い作品なのだろうと想像していましたが

あの感じは堪え難いことは目に見えていた。

この世界の片隅に」のアニメ映画です。

 


こうの史代氏のことは当然知っていました。

「夕凪の街桜の国」は広島で買って今でも大事に持っている。

誤解を恐れず言うならば、私は彼女の作品がなにより一番怖い。

"胸に刺さる"なんて表現では生温い。

"胸に大きな風穴が開けられる"ような痛みが走るのです。

 


私のイデオロギーを言うならば、ずいぶん右派なのだろう。

が、それがいったいどうした…と消し飛んでしまうほど

作品としての力が強い。

 


市井の人々のささやかなな暮らしは…

あぁ、なんにも言葉が続かない。

続かない。